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学校リスクマネジメント推進機構|学校と教職員向け危機管理相談
学校リスクマネジメント推進機構

会員校インタビュー

会員校によるインタビューを公開しております。

学校法人矢野学園

※役職はインタビュー当時のものです。

八王子実践高等学校、八王子実践中学校、八王子実践幼稚園

インタビュアー 学校リスクマネジメント推進機構代表 宮下賢路

学校法人矢野学園=矢野千代理事長(以下、八王子実践)は、生徒・園児や保護者及び教職員等、学校関係者の生命・身体・財産等の保護の重要性に鑑み、当機構の会員校として学園全体で積極的にリスクマネジメント・危機管理に取り組んでいる。
同学園は、建学の精神である「自重・自愛・自制・自立」と、伝統的教育理念である「実践」をその根幹とし、「知育・徳育・体育」の調和のとれた全人教育を目標として85年の歴史を歩み現在に至っている。
今回、このような八王子実践にて会員校インタビューを実施したので、その様子をお届けする。

※インタビュアー 学校リスクマネジメント推進機構代表 宮下賢路

インタビュー開始

宮下
それでは始めに、八王子実践の特徴や大切にしているものなどを教えてください。
矢野副校長
本校は“八王子実践”という校名が示す通り「実践」というのを1つの教育理念に掲げております。
人が生活していく上では必ず物事を実践していかなければいけないからです。
その中で自重・自愛・自制・自立という4本の柱を持っております。
人は生きていくうえで欲望のままに生きることはできませんし、必ずどこかでセーブしなければいけない、そういった意味で自分の評価を落とさ「保つ、上げていく」という意味で「自重」、自分の欲望のままに動かない「自制」、自分の足で立って歩かなければいけない「自立」、自分を愛さなければ人も愛することができないという意味で「自愛」という4本の柱を持ち、それらを大切にしています。
宮下
このような素晴らしい特徴がある八王子実践ですが、学校の危機管理についてはどのようなお考えをお持ちでしょうか?
矢野副校長
公立高校であれば教育委員会等の様々な公の機関から自動的に情報が入ってくるというメリットがあると思いますが、私立学校はある意味ひとつの会社と同じなので、自分で情報収集をしなければ多くの情報、若しくは正確な情報が入ってきません。
世の中には様々な自然災害や人為的な危機が存在していると思います。
そこで、学園としては、より正確で有効な対処ができるようリスクを軽減していきたいと考え学校リスクマネジメント推進機構に入会させていただきました。
学校法人矢野学園矢野千代理事長
宮下
ご入会されてのメリットをお聞かせください。
矢野副校長
管理職・教職員としては、自然災害や様々な事案を含めて何か不測の事態が起こった際に、すぐに担当の方が来てくれて今後の対応策を一緒に協議してくださるところが非常に心強いと思っておりますので、やはり「フットワークの良さと的確なアドバイス」というところがあります。
そういった意味で、安心を感じられていることで、教育活動や外部の方や保護者の方と接する際にも余裕や専門性が出てくるので、様々な相乗効果が出ていると思います。
宮下
当機構への入会前と入会後で何か変わったことはありますか?
矢野副校長
学校として対外もしくは保護者等とのコミュニケーションの中ではちょっとした行き違いというものはありうることです。
そういったときに、入会前ですと、内部でしか協議ができなかったので、専門的な知識が必要な際は果たしてそれが良かったのかどうかわからないままの状況もあったかと思います。
しかし、入会後は、対応策などを専門家に相談することができるということで非常に安心感を持つことができています。
そして学校が専門家のアドバイスを受けて様々な問題に対処していくことは、こどもたちの安全や保護者の方の安心感にも直接繋がるものと考えております。
宮下
当機構にご入会いただいている学校は、「危機管理・リスクマネジメントに取り組んでいる」「安全・安心に力を入れている学校である」ということをアピールの材料としているところもございますが、それについてはいかがでしょうか?
矢野副校長
保護者の入試相談アンケートでは、「危機管理がどのようになっているのか」を心配されている親御さんが
今は非常に多く、その取り組み内容が学校選びのひとつの理由になっていることもありますので、今後、学校として「リスク管理をしっかりとしています」ということはアピールしていきたいと考えております。
宮下
現在、様々な危機管理・リスクマネジメントを行っていらっしゃるかと思いますが、災害対策等についてはどのようにお考えでしょうか?
矢野副校長
災害対策には様々な種類があると思います。例えば3月11日に発生したような大きな地震に対する対応も喫緊の課題ですし、台風のようなものや、部外者が学校に入ってくる校内テロのようなものにも対応していかなければいけません。
そうなってくると、当然ながら警察のような監督官庁としっかり連絡をとっておくことも必要ですが、一方で我々教職員がある程度の知識・技量を備えておくことも必要だと考えております。
特に災害対策は、生徒・児童の安全と保護者の安心、また、教職員等を含めた関係者の生命・身体・財産を守ることにも繋がってくると思うので、そういった観点からしっかりとした対応策を考えていくために、機構から様々な情報提供や実際の研修等を受け、災害対策に力を入れたいと考えております。
宮下
それでは最後に、危機管理の必要性や優先順位などのお考えをお聞かせ下さい。
矢野副校長
危機管理に関しては、学校として学校保健法にも記載されている事項がございます。
そういった意味で学校としては明確な危機管理により、生徒・児童の生命の維持に関しては真摯に向き合って対応していかなければいけないと思います。一方で学校は教育機関ですので、教育活動も全力、生徒指導も全力、危機管理も全力で取り組まなければいけないと考えております。
順位付けできないくらい全てが大切なことであり、それぞれが三角形の頂点にあると捉えております。
宮下
我々は、専門機関として高度な専門知識とスピーディーな対応により安心感を提供していきたいと考えております。
それでは、これでインタビューを終了したいと思います。本日はどうもありがとうございました。

学校法人矢野学園

◎八王子実践高等学校、八王子実践中学校、八王子実践幼稚園
ホームページはこちらhttp://www.hachioji-jissen.ac.jp/

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